研究課題
本年度は、昨年度に引き続き東京大学史料編纂所古記録室が従来蓄積してきた古記録収載日条データと、本研究により新たに作成したデータついて、データベース化を前提とした項目の調整を進め、フォーマットの異なるメモ形式のデータについては形式を整序した。その際、データの検索結果を一義なものとするため、記録間のシソーラスの構築を進めた。また、昨年度に引き続き古代・中世の古記録史料を多く所蔵する機関に出張して調査し、各所蔵機関における請求番号および記録名、収載日条、書誌情報、特記事項などの新たなデータの蒐集に努めた。具体的には、本年度は京都大学附属図書館・京都府立総合資料館・大阪府立中之島図書館・西尾市岩瀬文庫などの諸機関に出張し、それぞれに所蔵される古記録を調査し調書を作成した。その際、原史料に「不知記」などとあるのみで記録名が明記されていない記事についても、その内容から記録名を調査することに努めた。以上の作業から、本年度は、これまでに蓄積してきたデータ約12万件の内、残りの4割分について整序を終了し、従来から蓄積してきたデータを整理してフォーマットを統一したものと新たに調査して作成した分を合わせて、計700枚余りのデータシート(個別記事存在データ換算では4万件を超える)を作成し、デジタルデータ化した。
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東京大学史料編纂所研究紀要 18
ページ: 106-118
ページ: 119-154
千葉史学 50
ページ: 80-119