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2008 年度 実績報告書

近代日本の仏教者における中国体験・インド体験

研究課題

研究課題/領域番号 18520483
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

小川原 正道  慶應義塾大学, 法学部, 准教授 (40352637)

研究分担者 陳 継東  武蔵野大学, 人間関係学部, 准教授 (50339537)
ランジャナ ムコパディヤーヤ  名古屋市立大学, 人間文化研究科, 准教授 (10381899)
山口 輝臣  九州大学, 人文科学研究院, 准教授 (20314974)
中島 岳志  北海道大学, 公共政策学連携研究部, 准教授 (40447040)
小山 聡子  二松学舎大学, 文学部, 講師 (80377738)
キーワード国際研究者交流 / 中国:インド / 思想史 / 文化交流史
研究概要

最終年度となった平成20年度は、8月2日に常福寺(金沢市)で研究会を開催し、外部講師の高島要氏による講演「『東瀛詩選』とその編集資料」のほか、研究協力者の町泉寿郎が「北方心泉と海上派文人たちとの交流-西魏古写書『菩薩処胎経』をめぐって」と題し、同じく川邉雄大が「北方心泉と清末の海上派文人たち」と題して、また研究分担者の塩瀬隆之と高山秀嗣が「近代仏教者としての三島海雲の技術伝承」について研究発表・討議を行った。また、12月13日には慶應義塾大学(東京都港区)にて公開シンポジウムを催し、研究代表者の司会のもと、3名の研究分担者が研究発表とパネルディスカッションを行った。各報告者および報告題目は、陳継東「日本仏教の再発見-小栗栖香頂の中国体験」、中島岳志「20世紀初頭のインド熱-堀至徳のインド留学」、ランジャナ・ムコパディヤーヤ「西天開教-藤井日達とその弟子たちのインド体験」であり、会場には国内外から多くの参加者を得て、活発な議論が展開された。
文献収集も継続して行い、ホームページ上の文献リストを更新して英語文献などを追加するとともに、リストへの意見やコメント、情報提供なども受け付けた。ホームページには研究者の略歴、シンポジウムや調査の状況も掲載した。さらに、各研究者はそれぞれ対象とする仏教者についての研究・調査を進展させ、年度末には、研究成果をまとめた論文集『近代日本の仏教者における中国体験・インド体験』を刊行した。
これにより、近代日本を代表する仏教者が中国・インドをいかに体験したかを明らかにするとともに、その特徴や傾向、問題点、可能性を明示することになった。とりわけ、政治史、仏教史、思想史、宗教学などの研究者が集い、学際的な研究に取り組むことによって、仏教者が抱いた帝国主義的視点や大陸政策との関連、現地住民との密接な交流や布教の実態などを立体的に描き出すことができた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009 2008 その他

すべて 学会発表 (1件) 図書 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] 近代日本の仏教者におけるインド体験-南条文雄と高楠順次郎を中心に-2008

    • 著者名/発表者名
      小川原正道
    • 学会等名
      武蔵野大学仏教文化研究所研究員特別勉強会
    • 発表場所
      東京都西東京市・武蔵野大学
    • 年月日
      2008-03-27
  • [図書] 近代日本の仏教者における中国体験・インド体験2009

    • 著者名/発表者名
      小川原正道編
    • 総ページ数
      132
    • 出版者
      DTP出版
  • [備考]

    • URL

      http://homepage2.nifty.com/ogawara/kaken200601.htm

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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