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2006 年度 実績報告書

北海道における戦争と記憶--地域における歴史認識のケーススタディー

研究課題

研究課題/領域番号 18520486
研究種目

基盤研究(C)

研究機関北海道大学

研究代表者

P.A SEATON  北海道大学, 言語文化部, 特任助教授 (70400025)

キーワード北海道 / 太平洋戦争 / 記憶 / 歴史認識 / 地方史
研究概要

研究一年目にあたる本年度は、主に北海道メディアの分析、北海道各地における資料収集及び聞き取り調査を行った。
まず、北海道メディア(主に北海道新聞の社説と2005年の戦争関連特集記事、NHK北海道が放送する地方ニュース番組「ほくほくテレビ」)については、戦争に関する情報を取り上げ、様々なテーマ(例:靖国参拝問題、終戦記念日、強制連行、北方領土問題など)ごとに、それぞれ分析を行った。特に、強制連行や北方領土問題や対ソ連戦争に関する報道については、全国紙・テレビの報道よりさらに一歩踏み込んだ内容のものが多く、大変興味深い調査結果となった。なお、北海道メディアによる戦争報道の分析については、英国日本研究協会の学会(平成19年3月開催)において発表する。
また北海道の様々な地域における戦争認識についても調査を進めた。平成18年9月には釧路(空襲、記念塔、戦没者追悼式)、根室(北方領土問題、北海道と日露関係)、帯広(軍馬)地方を、平成19年2月には旭川(第七師団の歴史、北海道護国神社)をそれぞれ訪れ、各地の博物館、資料館、図書館、市役所により重要な情報を得ることができた。平成19年3月には沖縄を戦った北海道出身についての情報を収集するため沖縄(沖縄県立平和記念資料館、県立図書館、南北の塔、北霊塔など)を訪れた。
次年度引き続き各地での調査を行い、今年度のものも含め、収集した資料や情報の分析を進める予定である。

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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