『赤蝦夷風説考』の研究

2008 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 18520493
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 日本史
• 研究機関: 京都大学
• 研究代表者: 岩崎 奈緒子 京都大学, 総合博物館, 准教授 (80303759)
• 研究期間 (年度): 2006 – 2008
• キーワード: 近世 / 日本 / 蝦夷地開発論 / ロシア / 世界認識

研究概要

『赤蝦夷風説考』成立時に挿入されていた地図2枚を発見し、その歴史的意義を明らかにするとともに、『赤蝦夷風説考』が誤称であり、真の名称が『加模西葛杜加国風説考』であったことを確定した。また、本書で展開された蝦夷地開発論の特質を、それ以前の3つの著述と比較検討した。

研究成果

• [雑誌論文] 闢疆録 (2008)
  • 著者名/発表者名: 岩崎奈緒子
  • 雑誌名: 北海道・東北史研究(北海道・東北史研究会) 5
• [雑誌論文] (史料紹介)加模西葛杜加国風説考 (2006)
  • 著者名/発表者名: 岩崎奈緒子
  • 雑誌名: 北海道・東北史研究(サッポロ堂) 3
• [雑誌論文] 『赤蝦夷風説考』再考 (2006)
  • 著者名/発表者名: 岩崎奈緒子
  • 雑誌名: 北海道・東北史研究(サッポロ堂) 3
• [学会発表] 並河天民『闢彊録』について (2008)
  • 著者名/発表者名: 岩崎奈緒子
  • 学会等名: 北海道東北史研究会
  • 年月日: 20080500
• [学会発表] 『加模西葛杜加国風説考』の歴史的意義 (2006)
  • 著者名/発表者名: 岩崎奈緒子
  • 学会等名: 読史会
  • 年月日: 20061100
• [図書] 大地の肖像(十八世紀後期における北辺認識の展開) (2007)
  • 著者名/発表者名: 岩崎奈緒子
  • 出版者: 京都大学出版会
• [図書] 『加模西葛杜加国風説考』の歴史的意義(境界からみた内と外) (2007)
  • 著者名/発表者名: 岩崎奈緒子
  • 出版者: 岩田書院