研究課題/領域番号 |
18520496
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 和歌山大学 |
研究代表者 |
海津 一朗 和歌山大学, 教育学部, 教授 (20221864)
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研究分担者 |
武内 雅人 和歌山大学, 教育学部, 客員教授 (20423254)
竹中 康彦 和歌山大学, 教育学部, 客員准教授 (50423257)
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研究協力者 |
鳴海 祥博 和歌山県文化財センター, 主任
梅田 志保 和歌山大学, 紀州経済史文化史研究所, 学芸員
大河内 智之 和歌山県立博物館, 学芸員
前田 敬彦 和歌山市立博物館, 学芸員
北野 隆亮 和歌山市都市整備校舎埋蔵文化財班, 学芸員
高木 徳郎 和歌山県立博物館, 学芸員
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研究期間 (年度) |
2006 – 2008
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キーワード | 中世史 |
研究概要 |
12世紀高野山時代の覚鑁の活動拠点は山東荘矢田観音堂(現伝法院)であることが確定し、弘田荘根来よりもむしろ大伝法院勢力の動向を詳細につたえることがわかった。た。現在の山東荘地域には、さまざまなレベルで覚鑁上人にまつわる伝承が文化財とともに伝来して、根来寺勢力の地域のなかの役割が明らかになった。初期の覚鑁教団が地域開発と密接にかかわり、それが聖域設定や病者救済活動とも一体化した空間を構成しているという中世独自の支配拠点のあり方が浮き彫りになり、戦国時代の根来寺を考える上でも、参考になる視座が提供された。
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