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2007 年度 実績報告書

近代日本文書学に関する総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 18520498
研究機関広島大学

研究代表者

小池 聖一  広島大学, 大学院・国際協力研究科, 准教授 (70274024)

キーワード日本近代史 / 文書学 / 文書管理 / 歴史学 / 政策過程 / アーカイブス / 大学 / 文書
研究概要

近代日本の文書学を構想すべく、本研究課題では、政策過程に着目し、「機能論」による分析を行った。具体的に、近代文書を政策過程から、第一に大きく公文書(意思決定文書)と私文書(日記、メモ、書簡、配布文書等)に分類し、「機能論」から分類化した。そのうえで、第二に政策立案過程、政策決定過程、政策実施・執行過程、政策評価ごとに派生する文書を類型化し、両者をクロスして近代文書の総体としての分類と、体系化を行った。同時に、政策過程における文書の派生について体系的に考察することで現実の政策決定との類似性から、現実の文書管理についても考察し、文書館・公文書館(アーカイブス)構想、行政文書を中心とする評価・選別までの過程まで見通すことを実証した。
すなわち、歴史学の基礎領域に位置する近代日本文書学を通じて、現状の政策過程によって排出される文書に対する記録管理論、そして、それが収蔵される公文書館・文書館業務・文書館学を通暁する視点を提示し、歴史学のもつ射程を現在、そして未来の歴史学へも及ぼす視座を獲得することができた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 大学文書館論2007

    • 著者名/発表者名
      小池 聖一
    • 雑誌名

      広島大学文書館紀要 9

      ページ: 1-15

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 文書から見た広島大学の政策過程2007

    • 著者名/発表者名
      小池 聖一
    • 雑誌名

      広島大学五十年史 通史編

      ページ: 852-872

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 査読あり
  • [学会発表] 森戸辰男にみる「戦後」の「はじまり」と「終わり」-憲法研究会から芦田小委員会までを中心に-2007

    • 著者名/発表者名
      小池 聖一
    • 学会等名
      シンポジウム「<戦後>は終わったか?」
    • 発表場所
      政策研究大学院大学
    • 年月日
      2007-12-01

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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