研究課題
基盤研究(C)
同じ旧族大名の出自を持ちながら豊臣政権下における政治的環境を大きく異にした大友氏と小早川氏について、その居城(高崎山城、立花山城・名島城)の縄張りの調査を行う。そして、掌握した縄張りの構造の分析から、一、九州における織豊系縄張りの受容の形態と過程、二、戦国大名と近世大名権力の軍事構造の質的差異、三、両氏の豊臣大名化における差異を具体的に考察し解明する。つまり、城郭の縄張りという「物」史料から豊臣政権による九州経営の内実の一端を具体的かつ視覚的に浮き彫りにすることを目的とする。
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