結核政策との比較における近現代日本のハンセン病政策の特質

2008 年度 自己評価報告書

• 研究課題/領域番号: 18520519
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 日本史
• 研究機関: 富山国際大学
• 研究代表者: 藤野 豊 富山国際大学, 国際教養学部, 准教授 (70308568)
• 研究期間 (年度): 2006 – 2009
• キーワード: 健康 / 療養 / 結核教員 / ハンセン病

研究概要

同じ慢性戦感染症でありながら、近現代日本では、結核には隔離政策がとられなかったにもかかわらず、ハンセン病に強制隔離政策が実施されたのはなぜなのか。それを解明するのが、本研究の課題である。対象地域を沖縄、さらには一部の旧植民地にまで拡大し、原資料の調査、聞き取り調査を加えて、研究を進める。

研究成果

• [雑誌論文] 結核療養所反対運動と住民意識-大正・昭和前期における公立結核療養所建設反対運動を比較して (2009)
  • 著者名/発表者名: 青木純一
  • 雑誌名: 社会科学年報(専修大学社会科学研究所) 43
• [雑誌論文] 『療養』の語誌的研究 (2008)
  • 著者名/発表者名: 青木純一
  • 雑誌名: 東横学園女子短期大学紀要 42
• [雑誌論文] 結核療養所反対運動を通した社会意識に関する研究 (2008)
  • 著者名/発表者名: 青木純一
  • 雑誌名: 文部科学省科学研究費補助金(基盤研究C) (報告書)
• [雑誌論文] 旧『南洋群島』のハンセン病政策 (2008)
  • 著者名/発表者名: 藤野豊
  • 雑誌名: 思想 1012
• [雑誌論文] アジア太平洋戦争とハンセン病 (2008)
  • 著者名/発表者名: 藤野豊
  • 雑誌名: 季刊戦争責任研究 61
• [雑誌論文] 『健康』の語誌的研究 (2007)
  • 著者名/発表者名: 青木純一
  • 雑誌名: 東横学園女子短期大学紀要 41
• [雑誌論文] 二十世紀初めにおける小学校教員の結核とその対策-流行の背景や公立小学校教員疾病療治料の効果を中心に- (2007)
  • 著者名/発表者名: 青木純一
  • 雑誌名: 日本教育政策学会年報 14(八月書館)
• [雑誌論文] 結核史研究と小松先生 (2006)
  • 著者名/発表者名: 青木純一
  • 雑誌名: 医学史研究(医学史研究会) 86
• [図書] ハンセン病反省なき国家 (2008)
  • 著者名/発表者名: 藤野豊
  • 総ページ数: 206
  • 出版者: かもがわ出版
• [図書] 近現代日本ハンセン病問題資料集成 (2007)
  • 著者名/発表者名: 藤野豊
  • 総ページ数: 13-15
  • 出版者: 不二出版