研究課題
基盤研究(C)
中世盛期ドイツの国王宮廷における紛争解決の仕方を政治的なコミュニケーションのプロセスとして考察した。また王権と宮廷の求心力が低下した13世紀には、必ずしも国王の権威(宮廷・裁判)に依存しない, (領邦)諸侯間の自律的な紛争解決と平和維持のための協力関係が展開し, 王国と個別領邦の間の広域的なネットワークによる地域秩序を形成する可能性が展開していたことを示した。それにより王権(皇帝)と領邦の二元構造を前提としてきた従来の中世ドイツ政治構造史、国制史研究に再解釈の可能性を示した。
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京都大学文学部研究紀要 46
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知と学びのヨーロッパ史(南川高志)(ミネルヴァ書房)
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歴史と地理 213
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