研究課題
基盤研究(C)
15世紀西欧の有力貴族であるブルゴーニュ公フィリップの収入と通貨政策を解明した。地代と消費税と酒税を主とする通常収入は1430年代に減少傾向を示す。いわゆる「小氷河期」によって穀物とブドウの生産が低迷したためである。しかし財源を確保するために金属貨幣を貶質すると、経済活動を不安定にし、公の権威と公共の福利を阻害する。そこで通貨は安定させ、両替を規制して金銀市場から投機的要因を排し、直接課税と借入を財政の核とする決定を下した。
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川村学園女子大学研究紀要 vol.21,1
ページ: 79-102
川村学園女子大学研究紀要 vol.20,1
ページ: 1-51
川村学園女子大学研究紀要 vol.19,1
ページ: 15-43
川村学園女子大学研究紀要 vol.18,1
ページ: 1-38
歴史・地図テクストの生成テクスト/コンテクスト2(佐藤彰一編)
ページ: 49-59