研究課題
基盤研究(C)
加耶は、他地域に比べると、新羅系文物の出土が多い。地理的に新羅に近く、風俗の似通った加耶の併合が優先され徐々に進展していったことが分かった。また、新羅領域内での権力強化も同時進行していたことは、新羅系陶質土器の慶州化で説明可能である。百済・高句麗では新羅系文物がほとんど見られない。半島統一の源泉は唐との連衡によるところが大であったと考えざるを得ない。倭との関係では、5~6世紀の新羅系陶質土器が大和地域に少なく、むしろ大和以外の地に分布する。倭中枢との交渉は少なかったようである。
すべて 2009 2008
すべて 雑誌論文 (8件)
鳴門市土佐泊の新羅神社一山典還暦記念論集
ページ: 803-808
季刊韓国の考古学 13号
ページ: 98-101
季刊韓国の考古学 12号
ページ: 110-113
季刊韓国の考古学 11号
ページ: 106-109
日本列島出土の咸安タイプ系陶質土器下條信行先生退任記念論文集
ページ: 369-386
韓国の考古学 10号
韓国の考古学 9号
ページ: 106-111
季刊韓国の考古学 8号
ページ: 100-105