研究課題
基盤研究(C)
本研究は、6世紀を中心とする古墳時代後期において、当時の中央政権である後期の畿内政権と地域首長層との関係を、当該期における主要な副葬品の一つである馬具に焦点を当て追究するものである。馬具の保有の在り方には、後期の畿内政権を中心とする中央(後期の畿内政権)と周縁(地域首長層)の関係に基づく階層秩序の一端が反映されていると考える。この階層秩序は、後の律令制へと展開する中央集権的国家体制の政治的基盤の一つになっていったと考える。
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元興寺文化財研究所研究報告 2008
ページ: 51-58