研究課題/領域番号 |
18520605
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
西原 純 静岡大学, 情報学部, 教授 (30136626)
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研究分担者 |
石川 義孝 京都大学, 文学研究科, 教授 (30115787)
藤井 史朗 静岡大学, 情報学部, 教授 (00145971)
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キーワード | 平成の大合併 / 広域自治体 / 庁舎の方式 / 住民アンケート / 市町村合併 |
研究概要 |
平成の市町村合併で誕生した超広域自治体を研究対象とし、特に『行政分野』から「庁舎の方式からみた自治体組織と業務分担」「地域内分権(自治会活動)」について、『社会分野・文化分野』から「コミュニティと地域アイデンティティ」について、インタビュー調査、アンケート調査を行う3年計画の研究プロジェクトのうち、最終年度にあたる本年度は、下記の1)〜3)を中心にして調査・研究を行った。主な成果は下記のとおりである。 1) 超広域自治体への行政の実情・IT活用のインタビュー調査・アンケート調査 超広域自治体のうち、北海道北見市・遠軽市、岩手県一関市、静岡市・浜松市について、再度インタビュー調査を行って、その後の庁舎の方式の変化や政令都市制度の運営を調査した。また静岡市を事例に、ITを活用した広域行政について職員アンケート調査を行った。 2) 超広域自治体の住民の日常的生活行動と地域アイデンティティの調査 浜松市をとりあげて、市内各地区の連合自治会長12名にインタビュー調査を行い、合併後の行政の実情・課題、地域再編の様子を明らかにした。さらに浜松市東区・天竜区の住民500人を対象に、地域アイデンティティの変化についてのアンケート調査を行った。 3) 平成の市町村合併に関するシンポジウム 11月1日に経済地理学会中部支部11月例会と合同て、8人の報告者を得て、合併シンポジウム「合併で誕生した広域自治体の実情と問題点・課題」を開催した。
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