研究課題
基盤研究(C)
本研究では、江戸期の石見銀山地域における鉄生産および流通のあり方の特質とその変容について検討した。江戸中期以降、江川流域や日本海沿岸など、交通の要地に製鉄施設が立地するようになったこと、製鉄施設やその実質的な経営者は、比較的長く固定されていた一方で、公的な経営者たる「鉄山師」の多くは、多角的な商業活動の一環として鉄の生産と流通に出資した人びとで、しばしば交替したことなど、この地域の鉄生産と流通の特徴を明らかにすることができた。
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島根県教育委員会、2008年3月
ページ: 63
島根県教育委員会、2007年3月
ページ: 77