研究課題
基盤研究(C)
祭りや民俗儀礼の際に神霊を迎えるため、毎回新しくつくられるお仮屋・オダン・オハケとよばれる施設の現状を全国的に調査した。それらは竹を柱にし、杉葉・檜葉・稲藁・小麦藁・茅などを材料にしてつくられるが、都市化や後継者不足の問題で、仮設ではなく毎回使える木製の祠にかえられるなど急速に減少している。しかしこれらは、神社に常設の社殿ができる前の祭祀の様子を伝える貴重な文化遺産であることをあらためて確認した。
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関西大学博物館紀要 15
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