研究課題/領域番号 |
18520636
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 甲南大学 |
研究代表者 |
森田 三郎 甲南大学, 文学部, 教授 (80100890)
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研究分担者 |
大津 真作 甲南大学, 文学部, 教授 (20097752)
北原 恵 甲南大学, 文学部, 教授 (30340904)
西川 麦子 甲南大学, 文学部, 教授 (20251910)
坂上 香 京都文教大学, 人間学部, 助教授 (60368066)
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キーワード | 映像製作 / フィールドワーク / ドキュメンタリー / 映像教育 / ビジュアル分析 |
研究概要 |
研究代表者の森田は、共同分担者西川教授と共に、「カルチャー領域特論1」の受講生のサポートをおこない、映像制作のマニュアルを製作した。また、森田は、ゼミ生が制作した各自の食生活に関する1分間ビデオ作品、40名分を製作し、11月に韓国の漢陽大学を訪問し、日韓の映像交流会が開催され日韓の学生たちの交流が深められた。 森田が持ち帰った韓国の学生が製作した映像作品は、本格的な社会派のドキュメンタリーから、学生たちの日常の恋愛を描いたフィクション作品に至るまで、幅広いものであったが、帰国後開催された研究分担者合同の研究会において、そのレベルの高さに驚きの声があがった。韓国の映像教育は、想像以上のものがあった。この交流がきっかけとなり、漢陽大学から甲南大学に映像人類学専攻の学生が平成20年度に留学生としてやってくる計画も具体化した。 各自の活動についていえば、北原教授はアジアプレス代表の野中章弘氏をゲストに迎えた研究会の主催、関西学院大学、同志社大学、京都文教大学、神戸大学と甲南大学の北原ゼミをむすぶ映像表象分析をテーマとした合同ゼミの開催など。坂上助教授は、文教大学におけるゼミでの映像製作に加えて、6月にニューヨークで開催されたV-Day(Violence Day)という国際フェスティバルに参加し、町という空間を利用したパフォーマンス、展示、映像の上映会について調査し、夏期の1ヶ月間、サンフランシスコに滞在し、社会的マージナルな存在としての女性受刑者と芸術創作活動に関する調査を行った。西川教授は昨夏、ロンドン市におけるフィールド調査を行い、映像資料の収集と分析整理を行った。大津教授は、インターネットにおけるウィキペディア(だれでも参加可能な百科辞典)、と公的機関の情報漏洩の問題について分析を行った。 全メンバーによる研究会は12月と3月に行ったが、甲南の研究分担者による共同研究や共同作業などに関しては、随時実施した。
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