研究課題/領域番号 |
18529001
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ語系文学
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
明星 聖子 埼玉大学, 教養学部, 准教授 (90312909)
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連携研究者 |
内木 哲也 埼玉大学, 教養学部, 教授 (70223550)
ウィッテルン クリスティアン 京都大学, 人文科学研究所, 准教授 (20333560)
保坂 裕興 学習院大学, 人文科学研究所, 教授 (30219159)
大矢 一志 鶴見大学, 文学部, 准教授 (80386911)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2009
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キーワード | 編集 / 文献学 / 文学 / デジタル / テクスト / アーカイブ / 全集 |
研究概要 |
ドイツ編集文献学を中心に欧米の文献学関係の各理論を比較検討しながら、同時に、欧米各地で展開されている文学デジタルアーカイブプロジェクトについて現状を理解し、将来の文学資料デジタル化時代を見据えた新しい文献学のありようについて模索した。活動としては、各種研究会の実施と文献読解、学会参加等を中心におこない、それらを通じて考察を重ねた成果は、主に論文の形で発表した。本研究で得た数々の知見のうち、もっとも重要なものは、編集文献学の問題領域が、ITの発展による画像の活用の増加に従って、今後アーカイブズ学の問題領域と重なっていく可能性を示したものである。 なお、本研究は、派生的に、翻訳プロジェクトやシステム開発も試みた結果、訳書の刊行やプロトタイプの試作といったスピンオフとしての成果物も生んだ。最終年度にいたっては、当該等分野に関する日本で初めての国際会議を企画、運営し、国内外からの多くの参加者を得て、本テーマをめぐる議論を広く喚起することに成功した。
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