11.の[雑誌論文]では、人の家族関係には、生物学的要因と文化、文化による増幅、家族や集団の利益が法律においても複雑に絡みあっていることを踏まえ、本論文では、精子提子提供者Aの死後に体外受精で出生した子の法的父がAか否かについて、一判例を超えて、行動遺伝学の見地からも独自の新説を提示した。 11.の[図書]では、日本におけるクローンベビー禁止法を踏まえ、今後のデザイナーチャイルド(受精卵の遺伝子操作を経て生まれたヒトの子)の是非、家族法上の親子関係の問題を、進化論・行動遺伝学の切り口も交え英語で論じた。(共著者の、世界的な生命倫理学者であるArthur Caplanからも、そのオリジナリティが高く評価された。)
|