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2006 年度 実績報告書

公共資源配分の政治経済学-空港発着枠市場の制度化ゲームに見る「失敗」の実証分析

研究課題

研究課題/領域番号 18530093
研究種目

基盤研究(C)

研究機関愛媛大学

研究代表者

福井 秀樹  愛媛大学, 法文学部, 助教授 (00304642)

キーワード政治学 / 公共資源配分 / 市場の制度化ゲーム / 空港 / 発着枠 / 取引
研究概要

本年度は以下の作業を行った。
1 先行研究・政府報告書等の追加レビュー
学術書・学術論文・政府報告書等を中心に、先行研究の追加レビューを行った。
2 資料・データの収集・整理
(1)米国議会資料・Docket Files、(2)Federal Register、(3)発着枠関連データ
上記各種資料の収集・整理を継続した。
3 航空会社間提携関係等の調査
本研究の仮説の1つ(下記参照)を検証するには、航空会社間の提携関係を把握しなければならない。そこで主として航空各社の資料や業界紙を元に、以下のデータ期間につき、航空各社の提携関係のデータベースを作成した。
4 September 12,1994-July 1,1999のデータの整理・入力
5 データの定量的分析
上記データ整理・入力が終わった部分(オヘア空港分)を用いて、定量的手法により、発着枠取引市場の競争性の検証を試みた。
その結果、売買/貸借される発着枠の数と発着枠貸借期間のいずれも、関連会社間の取引におけるそれらが、ライバル会社間の取引におけるそれらよりも、統計的に有意に多いことが判明した。これは、発着枠取引市場が十分に競争的に機能してきたとは言い難いことを示している。
次年度以降、他の期間や他の空港について同様の分析を施したい。

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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