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2006 年度 実績報告書

新聞広告・読書欄にみる東南アジア域内世論の相互「反響」モデル構築

研究課題

研究課題/領域番号 18530114
研究種目

基盤研究(C)

研究機関佐賀大学

研究代表者

山崎 功  佐賀大学, 文化教育学部, 准教授 (60267458)

研究分担者 糸林 誉史  文化女子大学, 服装学部, 准教授 (60301834)
小座野 八光  愛知県立大学, 外国語学部, 准教授 (60305513)
舛谷 鋭  立教大学, 観光学部, 准教授 (90277806)
キーワード世論 / ASEAN / イスラム / 華人 / 領土紛争 / 外国人労働者 / 広告 / 地域連関
研究概要

本年度は各国新聞広告・読書欄にみる世論動向の基礎データ収集および分析モデルの試行的構築に向けたフィールド調査モデルと分析枠組みの構築に焦点をあてた基礎的調査を実施した。具体的には域内モデル構築の前提である個別国別調査の足がかりとして、インドネシア・ジャカルタおよびフィリピン・マニラにおける新聞資料収集と現地における調査体制整備が実施された。今年度はインドネシア、フィリピンにおける主要新聞の図書館・史資料館所蔵状況の把握、現在発行されている新聞の入手体制を現地研究協力者との間で整備することができた。特に海外共同研究者・および機関との研究連携体制がインドネシアにおいて確立するにいたっている。さらにメディア人類学研究、世論研究で国際的研究水準にある米国シカゴ大での調査が集中して行なわれた。なかでも同大学においては、初期シカゴ学派と米国のコミュニケーション研究に関する未刊行の報告書やアーカイブスの調査により、本研究の理論枠組みの構築と精緻化に向けた大きな成果が得られた。また平行して、現代シカゴ学派を代表するジェームズ・コールマン「個人に協調行動を起こさせる社会の構造や制度」という視点から、ソーシャル・キャピタル論と世論研究の動向について調査が実施されている。これらの調査をふまえ、研究代表者および研究分担者は討議を行い、国境を越えた広がりと連関を見出すことのできる域内世論の事例として領土紛争(アンバラット諸島)、宗教(イスラムと華人)、外国人労働者(シンガポールにおけるインドネシア人労働者)などに着目、域内世論モデルの試行的ケーススタディとして時期を特定したかたちでの資料収集・分析・モデル構築に着手している。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] ソーシャルキャピタルと新しい公共性2007

    • 著者名/発表者名
      糸林 誉史
    • 雑誌名

      文化女子大学紀要 人文・社会科学研究 15巻

      ページ: 75-85

  • [雑誌論文] Japanese Memories and Chinese Memories about Japanese Occupation of Singapore.2006

    • 著者名/発表者名
      舛谷 鋭
    • 雑誌名

      The People's Experiences during the Japanese Occupation in Southeast Asian Literature University of Malaya

      ページ: 198-213

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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