研究課題
基盤研究(C)
経済発展の過程で賃金所得が上昇するにつれて、物的資本蓄積のための貯蓄と高い出生率の状態から、やがて子供の数を減らし子供に教育投資をして生産性を上げるような社会に変化することを理論的に説明しようとした。また、この出生率低下の過程で経済全体の貯蓄率が低下することも示される。他方、高齢化率の高まりは、経済全体の貯蓄率に影響を与えないことも示される。なお、経済の構造によっては上の変化が生じず、一人当たり所得の伸びがなくなる可能性(発展の罠)があることも示される。
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International Tax and Public Finance vol.15
ページ: 582-598