研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、「既得権(vested interest)問題」を経済理論の立場から分析し、これを合理的に解決・処理するための経済システムを設計・提案することである。本研究ではまず、理論的基盤となるべき「既得権の経済モデル」を構築する。次いで具体的な分析対象として、多数種類の既得権のうち(1)電波利用、(2)土地所有と利用、(3)職位保持の3ケースそれぞれについて分析とシステム設計を行う。本年度においては、上記のうち(1)電波利用にかかる既得権について研究成果を発表し、さらに(2)土地利用と所有にかかる既得権について文献調査をおこなった。また(3)労働者についての「職位保持」に関する制度の概要を調査した。
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情報通信政策会議(ICPC)、および第23回情報通信学会大会
大阪学院大学経済論集 20・1
ページ: 47-77
Martin Cave and Kiyoshi Nakamura (eds.), Digital Broadcasting : Policy and Practice in the Americas, Europe and Japan, London,UK : Routledge.
ページ: 230-252