研究概要 |
計算負担が重く, 昔であれば, 研究できなかった事が, 近年のコンピュ-タの発達に伴い研究の対象となってきている。その中の次の4点に絞って,本研究を進めることにした。(1) 非線形・非正規の状態空間モデルについて, サンプリングの手法を用いて, 状態変数の推定と同時に未知パラメ-タの推定を行う。 (2) 回帰モデルにAR項が含まれる場合, 小標本では, 回帰係数のパラメ-タの推定値にバイアスが生じる。サンプリングの手法を用いてバイアス是正の問題を考える。 (3) 回帰モデルについて,ブ-トストラップ法を用いて, 分布に依存せずに回帰係数の推論を行うことを考える。 (4) 関数形を特定化せずに回帰分析を行うためには, 密度関数のノンパラメトリック推定の手法を用いる。
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