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2007 年度 実績報告書

東北地方の中小都市における中心商店街空洞化の現状と活性化策

研究課題

研究課題/領域番号 18530163
研究機関山形大学

研究代表者

立松 潔  山形大学, 人文学部, 教授 (30107172)

研究分担者 是川 晴彦  山形大学, 人文学部, 准教授 (40215439)
砂田 洋志  山形大学, 人文学部, 准教授 (90282194)
下平 裕之  山形大学, 人文学部, 准教授 (30282932)
キーワード中心商店街 / 空洞化 / コンパクトシティー / 空き店舗活用事業 / まちなか居住
研究概要

本研究は、東北地方の人口5〜10万人程度の中小都市の中心商店街の実態を明らかにし、その抱えている問題や活性化策の内容および効果について分析するものである。平成19年度においては、岩手県、青森県、福島県の3県の8都市(十和田、黒石、五所川原、久慈、釜石、喜多方、能代、須賀川)の資料を収集し、また五所川原、久慈、釜石、喜多方、能代、須賀川の各都市について現地に赴き、中心商店街の空洞化と活性化策の実状について聴き取り調査等を行うことができた。さらに久慈市、須賀川市、五所川原市、須賀川市の中心商店街の空洞化の実態と活性化策について、これまでの調査結果をもとに研究成果報告書にまとめ、発行することができた。
なお、今回の調査から各都市の中心商店街の状況について明らかになったのは次の点である。
第一に、多くの中小都市における空洞化の要因は、規制緩和に伴う郊外への大型ショッピングセンターの進出であるが、それに加え、人口の減少も深刻な原因となっているということである。人口減少時代の街づくりのあり方との関係で、中心商店街の活性化策を位置づけていくことが重要であると思われる。
第二に、多くの地方中小都市では、交流人口の増加による中心市街地の活性化を目指し、観光客の中心市街地への呼び込みに工夫を凝らすようになっていることである。その試みは全国的に観光需要が低迷するなかで、まだ十分な成果を上げるには至っていないが、交流人口増加に向けた取り組みは短期的な動向に一喜一憂することなく、長い目でとらえていくことが必要と思われる。

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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