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2006 年度 実績報告書

文化活動が地域の経済的な活性化に及ぼす影響及びその方策に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18530167
研究種目

基盤研究(C)

研究機関東京芸術大学

研究代表者

枝川 明敬  東京芸術大学, 音楽学部, 教授 (60272283)

キーワード経済事情 / 地域文化活動 / 経済波及効果 / 文化資源 / 地域づくり / 地域の精神文化
研究概要

本研究では,地域の文化活動(地域の創造的,精神文化からの発露が大きい)と地域の経済活動との関係を地域活性化という観点から想起し,文化面から見た地域活性化の可能性を探り,地域政策の提言を行う.そのため,全国における文化・民俗等の文化資源(活動)を把握し,それが経済的な観点から活性化に繋がっている地域やこれからの可能性がある地域等に着目し,地域に息づく古来の歴史・文化・民俗,さらには新規な創造行為として精神活動の発露である文化活動を発見し,それが当該地域での経済的な活性化につながるとの仮説を検証する.以上の目的を達成するため,18年度は具体的には,下記の研究を行った.
調査内容と作業方針の確定
(1)全国の歴史・文化を活かした地域づくりの現状に関する調査
[1]歴史・文化資源(活動)及び経済活動指標の収集・整理
○既往資料等を用いて,全国各地域の文化資源(活動)及び職業等社会構造,経済状況の収集・整理を行った.特に,国・県・市町村等の公的な機関及びピア等の民間団体が所有するデータを使用して,データベース化を行った.
その後,同データを用いた歴史・文化資源(活動)を地域・時代・テーマ等により分類した.
[2]地域の精神文化を伝える文化資源(活動)の抽出・整理及び経済活動指標の整理
○上記の文化資源(活動)から地域の精神文化を伝える事業内容等を抽出した.
[3]地方公共団体における地域の精神文化の現状に関するアンケート調査(上記[2]で補足できなかった事例について)
○都道府県レベルで実施している,もしくは把握している地域の歴史・文化を活用した地域づくりの取組み実態(地域の文化資源(活動)を活かした地域づくりへの取組み実態)を把握するために,各都道府県・市町村の担当部署へ聞き取り調査(現地調査と電話取材)を行った.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 補助金,財政支出の視点から見た地域再生を目指す文化体験活動の実態分析2006

    • 著者名/発表者名
      枝川 明敬
    • 雑誌名

      地域学研究 36巻3号

      ページ: 761

  • [雑誌論文] 文化芸術政策の評価に関する一考察2006

    • 著者名/発表者名
      枝川 明敬
    • 雑誌名

      文化情報学 13巻2号

      ページ: 57

  • [図書] 芸術文化の振興と文化財の保護2007

    • 著者名/発表者名
      枝川 明敬他
    • 総ページ数
      47
    • 出版者
      日本放送出版会

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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