研究課題/領域番号 |
18530184
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
丸山 幸宏 長崎大学, 経済学部, 教授 (30229629)
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研究分担者 |
福澤 勝彦 長崎大学, 経済学部, 教授 (00208935)
藤田 渉 長崎大学, 経済学部, 教授 (30264196)
山口 純哉 長崎大学, 経済学部, 助教授 (40325692)
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キーワード | ネットワーク最適化 / 逐次決定過程 |
研究概要 |
本研究は、大きく分けて(1)ネットワークDEAをはじめとする数理計画的経営分析手法の研究、(2)地域経済の連関しあう各DMU間のストリームまで考慮したモデル化手法の開発、(3)現実の地域再生計画の実態調査とモデル化対象の抽出、(4)モデル化された複数の地域再生計画の比較分析実験、(5)ベンチマーク・テスト手法の検討および政策化へのデザイン手法の検討、にブロック化できる。この内、初年度である平成18年度は、理論的予備研究および実態調査の予備調査を中心として行い、(1)に関して、ネットワークDEAをはじめとする数理計画的分析手法に関する予備的研究、(3)に関して、地域再生計画についての予備調査を行った。 同手法に関する予備的研究は、研究代表者の来山が担当し、まず数理計画的経営分析手法のサーベイを行った。さらに本研究ではネットワークDEAの現実の地域再生計画への適応可能性を中心とするものであるが、周辺分野である各種計画法についても、地域再生計画を分析対象にした場合の問題点や限界点を明らかにし、理論・手法の発展の方向性を明確化し、データ収集、データベース化、分析ツールの整備などを平行して進めた。 地域再生計画についての予備調査は分担者の山口が中心に担当し、特に地域における労働問題に関しては福澤が担当し、産業構造に関する予備的研究は藤田が担当した。研究調査に無理の無い周辺地域からモデル化対象のプロジェクトや計画を探索し、それらの地域を実地調査するのみでなく、分析に用いるため、意思決定主体の抽出や、財・サービス、労働、資本などのフローをデータ化し、データベース化の方法を検討した。
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