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2006 年度 実績報告書

EU都市広域連携指針POLYCENTRICITYの戦略的導入、静岡実験

研究課題

研究課題/領域番号 18530214
研究種目

基盤研究(C)

研究機関法政大学

研究代表者

黒川 和美  法政大学, 経済学部, 教授 (30105853)

研究分担者 川崎 一泰  東海大学, 政治経済学部, 助教授 (40338752)
坂野 達郎  東京工業大学, 社会理工学研究科, 助教授 (40196077)
鷲見 英司  新潟大学, 経済学部, 助教授 (60337219)
田尻 慎太郎  嘉悦大学, 経営経済学部, 講師 (90410167)
中村 匡克  高崎経済大学, 地域政策学部, 講師 (00383191)
キーワードPolycentricity / Polycentric Urban Region / ESDP / ESPON / 二層の広域連携 / 静岡県 / 都市連携 / GIS, NITAS
研究概要

18年度は静岡県でのモデルを作成するためのデータの準備や県庁との協力体制を整えた。県庁内部に各部署から20名の職員を月1回全9回にわたる法政大学大学院での黒川の授業に派遣し、大学院生約20名とのいわゆるコンソーシアム共同研究会を開催した。
データは黒川研究室と院生が整備し、欧州の空間開発指針や開発計画の状況を研究会を通して研究し、また黒川は研究協力者のV.Vanberg(於いてフライブルグ)、R.Congleton(於いて京都)との打ち合わせの機会を持った。データベースはGIS、NITASが最新の17年度のセンサスデータが活用できるように整備している。NITASの活用には国土交通省、国土技術開発センターが前面バックアップ体制をとってくれた。それらの結果、
1.県庁では次総合計画にPolycentricityをKey Wordとすること
2.県を5地域に分け、特に東部地域、志太・榛原地域がPolycentricityを基礎にした地域計画の対象になることなど地域を絞ったこと
3.県庁で公式文書として「Polycentric型地域構造形成研究会」報告書が作成されたこと
4.県庁の職員がGIS、NITASを最新データで分析が可能になったこと
5.欧州でのESDP、ESPON、ESPRID関連動向が最新情報に更新されたこと
6.19年度の欧州協力地域をエミリアロマーナ、ボローニャ大学とし、協力して静岡LOTSモデルの作成に入ること。
7.静岡県にも総合計画を推進する委員会(座長黒川)が設定され、すでに開催された第1回には知事も委員として参加し、国土形成計画に参加する委員を中心にスタートしている。
理論部分と実際部分を的確にリンクさせるために、欧州での試みがどのような問題を抱えているか、ESDP1999に端を発したESPONプログラムの進展状況が次々に報告書を出している現在、着実にそれらの成果を取り込みながら、わが国の国土計画に寄与するとともに、静岡県でのPolycentricity理念の活用に向けて実行プランとその理論の整備を来年度は進めていく。

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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