研究概要 |
2007年6月には、米国のイリノイ大学からの紹介により、The Society for the Advancement of Economic Theory(SAET)の第8回コンファレンスでアジア通貨危機の下での投資家行動の分析結果について報告しました。このコンファレンスは、The University of Aegean,The Bank of Greece,Purdue University,University of Athens、Springer-Verlag Publishing Company およびUniversity of Illinois at Urbana-Champaignがスポンサーとなっているレベルの高いコンファレンスです。報告を行ったセッションでは、オクスフォード大学の研究者が多くを占めていましたが、そのなかでいろいろと参考となるコメントを頂きました。 2007年度後半は、行動経済学会という新たな学会の設立作業に協力しましました。本学会は、大阪大学社会経済研究所に事務局を置き、2007年12月に設立されましたが、設立にあたって、発起人、理事就任予定者として第一回大会の開催準備を行いました。また、第一回大会では、座長および討論者としての役割も果たしました。この第一回大会準備・出席のための旅費は、本研究の間接費から支出しました。 本年度は、これまでに研究発表などを行ってまた論文の修正などの作業が多くなりましたが、中国の株式市場に関する国際共同事研究については、これまでの視点と別の観点から分析を行い、あらたにワーキング・ペーパー"Efficiency and Day-of-Week Patterns in Chinese Stock Markdts"としてまとめました。
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