研究課題
基盤研究(C)
ナチス期のライヒスバンクは、通貨価値維持を原則として、軍備拡大のために金融市場を利用した資金調達機構を整備し、また外貨危機に対応して為替管理と輸出促進を進める金融システム形成を追求した。しかし1936年以降、短期債務拡大によるインフレ傾向の顕在化と国防軍主導の自給自足政策の展開によって金融・経済システムは動揺し、1938年以降、債務急増と経済危機のなかで原料・食糧獲得のための対外侵攻が不可避となった。
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歴史と経済 第198号
ページ: 49-56頁
滋賀大学経済学部研究年報 Vol.13
ページ: 1- 18頁