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2009 年度 実績報告書

近世イギリスにおける都市基盤整備に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18530264
研究機関高崎経済大学

研究代表者

唐澤 達之  高崎経済大学, 経済学部, 教授 (10295438)

キーワード経済史 / イギリス / 近世 / 都市 / ノリッジ / 歴史
研究概要

本研究の課題は,近世イギリスにおいて,都市成長のための基盤整備がハード・ソフトの両面でどのように進められたのかを,代表的な地方都市であるノリッヂを取り上げ,実証的に検討することである。平成21年度は,前年度までに収集した史資料とそれをもとに作成されたデータベースの本格的な分析に取り組むとともに,分析の過程で新たにが必要となった史資料の収集を,10月末から11月初めにかけてロンドンのナショナル・アーカイヴズとノリッジのノフォク・レコード・オフィスにおいて行った。これらの作業の結果,都市会計簿にみえる都市財政の長期的趨勢,慈善信託において都市法人が受託者として資産を集積していくプロセスと資産運用の実態についての分析作業が大きく進捗した。今年度は研究期間の最終年度にあたり,これまでの研究成果を発表する機会を得ることができた。2009年6月6日には関西大学・東京センターで開催されたイギリス都市農村共同体研究会において「18世紀イングランドの都市財政-ノリッジの例-」と題する報告を,2009年6月15日には早稲田大学で開催されたイギリス中世史研究会において「都市会計簿からみたイングランド近世都市-ノリッジ市収入役会計簿の分析-」と題する報告を,2009年7月29日には高崎経済大学付属産業研究所のプロジェクト研究会において「近世イングランドの都市法人」と題する報告を,2009年9月27日に東洋大学で開催された社会経済史学会第78回全国大会において組織されたパネルディスカッション「「18世紀イギリス都市の社会経済史的意義-都市ルネサンス論を手がかりに-」(パネル組織者は中野忠[早稲田大学社会科学部教授])において「都市法人と基盤整備-ノリッジの都市会計簿の分析を中心に-」と題する報告を行うことができた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] ヨーロッパ・ギルド史研究の一動向2010

    • 著者名/発表者名
      唐澤達之
    • 雑誌名

      産業研究 45巻

      ページ: 72-86

    • 査読あり
  • [学会発表] 都市法人と基盤整備-ノリッジの都市会計簿の分析を中心に-2009

    • 著者名/発表者名
      唐澤達之
    • 学会等名
      社会経済史学会第78回全国大会
    • 発表場所
      東洋大学
    • 年月日
      2009-09-27

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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