研究課題/領域番号 |
18530275
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
研究機関 | 福島大学 |
研究代表者 |
相良 勝利 福島大学, 経済経営学類, 教授 (70007425)
|
研究分担者 |
奥山 修二 福島大学, 経済経営学類, 教授 (40194518)
三崎 秀央 兵庫県立大学, 経営学部, 助教授 (30312763)
木村 誠志 福島大学, 経済経営学類, 助教授 (50400586)
奥本 英樹 福島大学, 経済経営学類, 助教授 (50277753)
川上 昌直 福島大学, 経済経営学類, 助教授 (90333997)
|
キーワード | 日中製薬企業 / リスク管理 / 人的資源管理 / 財務比較 |
研究概要 |
本研究は全3年度にわたって行われる。本年度は、その最初の年度として、研究の基礎的調査・予備調査、さらには今後の研究をスムーズに行うためのいくつかの準備を行った。 本研究プロジェクトにおいては、医療関係企業を対象とした調査、分析を行うことを目的としていている。そのため、まずはわが国医療関係企業のデータベースを作成した。当該データに関しては、わが国医療関係企業を、その専門分野(事業分野はもとより、消化器系、循環器系などの別)で、いわゆるSWOT分析に相当するデータとして整理した。本年度消耗品にかかった予算は、ほとんど当該データベースの作成に費やされている。 さらに、メンバーの中の奥山と木村は通訳とともに、わが国の提携大学である中南財経政法大学に赴き、現地企業へのアンケートや、今後の調査計画の打ち合わせを行った。本プロジェクトは、そもそも福島大学が中南財経政法大学と共同研究の取り決めをしているところから、現実化したものである。現地の研究者は協力的であり、また現地企業との関係も深い。訪中の間は、実際に医療特区にある、中国の製薬企業への視察調査と研究打ち合わせをおこなった。 さらに、本研究においては、日本企業と中国企業の特徴を比較することも研究範囲に含まれている。これを財務的に分析するわけであるが、中国サイドのデータに関しては、中南財経政法大学の研究者の報告を待っている状況である。そのため、本年度においては、わが国医薬品企業の財務データと有価証券報告書の定性情報(主にリスク情報)について、定量的に処理できるよう定量化を進めた。 このように、本年度においては、来年度以降本格的に調査をスムーズに進めるにあたっての基礎づくりの年度であった。そのため現段階で研究成果を得ていないが、来年度以降は研究メンバーが随時、報告と成果発表を行う予定である。
|