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2007 年度 実績報告書

各国にみる非正規労働者の賃金と能力開発の有効化に関する文献・実態調査

研究課題

研究課題/領域番号 18530300
研究機関東洋大学

研究代表者

幸田 浩文  東洋大学, 経営学部, 教授 (60178217)

研究分担者 丹羽 浩正  八戸大学, ビジネス学部, 教授 (50387122)
キーワード人的資源管理 / 非正規労働者 / 賃金管理 / 能力開発管理 / 文献研究 / 実態調査 / 人材育成 / 有効化
研究概要

日本では、第二次世界大戦後、急激な高度経済成長により、個人の所得は向上した。また、民主主義や個人主義の思想が普及したことにより、個人は自分の生き方を自分自身で探さねばならなくなった。それは、自由という重要なキーワードを得たことによるが、その1つの憧れともいえる具体的なモデルとしてアメリカが登場した。それは教育から娯楽に至るまで、日本国民の生活に対して大きな影響を及ぼし、1つの目標となった。
今日のように物質的に満たされた生活水準が得られるようになると、個人としての幸福な生き方を1人ひとりが考える余裕が生じてきた。また、これまでの男女間の役割分業のスタイルに、個人1人ひとりの行き方を重視する動きが適合しなくなってきた。豊かな社会になると、生き方において、かつてのように欧米諸国に追いつこうというキャッチアップ型の目標に向かって邁進するという状況ではなくなった。そして自らの進むべき方向を自己責任の下にデザインするものとなったのである。それは、働く人々個人の行き方にもあてはまることである。そこで、自分のライフプランは、自分で設計し、自己責任の下で実行することが求められている。
企業の論理で非正規労働者を求める傾向が高まる一方で、自らのライフプランで非正規労働に従事する者もいるが、総じて低い賃金・処遇を余儀なくされているのが現状である。日本においては、終身雇用制への回帰が見られるようになってきた昨今、諸外国との日本の非正規労働者の賃金・能力開発の現状を再度比較し総括してみる必要がある。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] わが国のバブル経済期以降にみる女性労働者と女性管理者の就業意識とキャリア形成過程の変化2007

    • 著者名/発表者名
      幸田 浩文
    • 雑誌名

      経営論集 第70号

      ページ: 29-49

  • [雑誌論文] 人材派遣と製薬業に関する一考察2007

    • 著者名/発表者名
      丹羽 浩正
    • 雑誌名

      八戸大学紀要 第35号

      ページ: 15-28

  • [学会発表] 高校生の進路選択とキャリア開発2008

    • 著者名/発表者名
      丹羽 浩正
    • 学会等名
      実践経営学会東北部会
    • 発表場所
      八戸大学総合研究所市内オフィス
    • 年月日
      2008-03-24
  • [図書] キャリア開発論2007

    • 著者名/発表者名
      丹羽浩正, 他(齊藤毅憲責任編集)
    • 総ページ数
      94
    • 出版者
      文眞堂

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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