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2008 年度 実績報告書

各国にみる非正規労働者の賃金と能力開発の有効化の可能性に関する文献・実態調査

研究課題

研究課題/領域番号 18530300
研究機関東洋大学

研究代表者

幸田 浩文  東洋大学, 経営学部, 教授 (60178217)

研究分担者 丹羽 浩正  八戸大学, ビジネス学部, 教授 (50387122)
キーワード人的資源管理 / 非正規労働者 / 賃金管理 / 能力開発管理 / 文献研究 / 実態調査 / 人材育成 / 有効化
研究概要

新しい人材マネジメントの特徴をまとめると、(1)人材の管理施策と経営戦略・組織文化の関連性と整合性の強調、(2)人材の能力開発・育成・活用のための管理システムの設計・運営、(3)人材の人間的側面の尊重と処遇の公平性と公正性の確保・維持の3点になる。
こうした新しい人材マネジメントは、MOT人材をはじめとするマネジメント人材やプロエッション人材といった新しい価値を創出する人材を育成しなければならない責務を負っている。個人の能力は顕在(発揮)能力と潜在(保有)能力があり、その潜在能力を向上させ組織能力を増強するためには、基本的に3つの方法しかない。1つは、職場の上司などによる職場内教育訓練を通じて行われる人間系のコミュニケーションを通じての支援である。いま1つは、組織による能力開発システムの支援であり、最後は何にもまして各人の個人学習ならびに集団学習を通じての自己啓発がより重要となる。
新しい人事部門における人材の育成に関しては、個人的かつ組織的能力の向上を図るため、上記の3つの方法をより企業のビジョンや戦略と連携させるとともに、インフラ整備が必要である。したがってそのトップには、経営陣の戦略パートナーとして、財務部門と肩を並べる地位と権限を有する最高人事責任者の配置が不可欠である。
また、同部門の運営のために、人材マネジメントの専門家であるとともに、サーバント・リーダーであり、従業員の擁護者の役割を果たすスタッフの育成が望まれる。このように人事部門ならびに人事スタッフが上記の役割を果たすことで人材マネジメントが革新され、企業の競争力が創成されることになろう。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 浜松企業の競争力創成(3. ホンダのケース)2008

    • 著者名/発表者名
      幸田浩文
    • 雑誌名

      経営力創成研究 第4号

      ページ: 121124

  • [学会発表] マネジリアル・ケイパビリィティと技術経営人材の育成-人材マネジメントの観点から-2008

    • 著者名/発表者名
      幸田浩文
    • 学会等名
      東洋大学経営力創成研究センター
    • 発表場所
      東洋大学
    • 年月日
      2008-06-07
  • [図書] 「第5章/人材マネジメントの革新と競争力の創成-新しい人材像と人事部門-経営力創成の研究」『経営力創成の研究』2009

    • 著者名/発表者名
      幸田浩文
    • 総ページ数
      76-96
    • 出版者
      学文社

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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