「アジア太平洋のフロンティア地域の国際経営」に関して、3つのアプローチにより研究する。 (1) アジア太平洋のフロンティア地域の国際経営に関する理論的研究である。アジア太平洋のフロンティア地域として、ベトナム、カンボジア、ラオス、ミャンマー、タイ、中国などを重点的に取り上げる。国際経営の理論的視点として、国際比較経営、特に制度分析の視点を重視した理論的研究を行う。すなわち、特に国際経営環境としての各国の制度、経済制度、政治制度、法制度、外資制度、企業制度、コーポレートガバナンス制度、人的資源管理制度などの研究を行う。さらに、日本企業のアジア太平洋フロンティア地域への企業戦略について、理論的研究を行う。 (2) アジア太平洋のフロンティア地域の現地調査である。アジア太平洋のフロンティア地域として、ベトナム、カンボジア、ラオス、ミャンマー、タイ、インドネシア、マレーシアなどの東南アジア諸国、中国などを取り上げる。各国での日系企業、現地企業、現地機関を中心とした聞き取り調査、資料収集を実施し、国際比較経営の視点で分析する。 (3) アジア太平洋のフロンティア諸国の地域研究の視点での研究である。アジア太平洋地域での最新の政治、国際関係、経済、人的資源、社会、文化などの視点で各国の分析を行う。さらに、アジア太平洋のフロンティア地域での地域連携、貿易関係、投資関係などについても研究する。
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