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1.既存文献にもとついて先行研究のサーベイを行った。
2.学会、研究会に出席し、報告を聞くとともに意見交換を行った。
3.自ら主催する研究会で報告するとともに、意見交換を行った。
4.国内外の企業を訪問し、IT・ソフト系企業における人的資源管理システムの実態、特徴、直面している問題点を探るとともに、IT化、ソフト化が働き方やマネジメントにどのような影響を及ぼしているかを聞き取り調査した。
IT・ソフト系企業では、伝統的なメーカーなどに比べて労働力の流動化が激しく、短期的な成果を求める傾向が強いこと、その結果、実力主義、成果主義人事を取り入れる企業が多いことが明らかになった。とくに欧米の企業では、年俸制やストックオプションなどの制度を取り入れるところが多い。また、働き方として、欧米企業の中には勤務場所・時間にとらわれない、モバイルオフィス等を取り入れるところが増え、国内でも大部屋では自分の席を持たないフリーアドレス制を採用する企業が増えている。
ただ、従業員の流動化かが激しいことから、いかにしてそれを食い止め、定着を図るか、従業員の意欲を引き出すかが課題になっている。そこで従業員のさらなる動機づけとして、金銭的な報酬のほか、個人の名前を出したり、仕事のプロセスを公開したり、あるいは積極的にほめたり表彰したりすることに力を入れる傾向が見られる。
なお、研究結果の一部は近著にて発表する予定である。
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