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2008 年度 実績報告書

京都ブランド構築のマーケティング-観光・商業・伝統産業・まちづくり

研究課題

研究課題/領域番号 18530327
研究機関京都大学

研究代表者

若林 靖永  京都大学, 経営管理研究部, 教授 (70240447)

キーワードマーケティング / 創造的都市 / 地域ブランド / まちづくり / 伝統産業 / 商業振興
研究概要

2008年度は、2007年度の研究に引き続き、1 都市商業論についての調査研究については、(1)京都市商業ビジョンにもとづいてすすめられた山科地域および嵐山嵯峨地域の地域商業ビジョンの取り組みについて調査をすすめた。(2)生協の事業と運動については、中国冷凍ギョーザ問題が発生したことにより、急遽この問題に焦点を当てた。本問題はいわゆる「事件」としてみる必要があるが、他方で生協の事業戦略の転換によって引き起こされた課題であるという見方も必要であること、当事者性があいまいになりがちな生協、事業連合、日本生協連合会という事業連帯の組織問題の再整理が重要であることなどについての、第6回現代生協論コロキウム(生協総合研究所主催、11月15日)で報告し、『生協総研レポートNo.60』(生協総合研究所、2009年3月)に収録された。
2 伝統産業についての調査研究については、京都織物卸商業組合の協力を得て調査研究をすすめ、その成果として、報告書「これからの呉服業界」(京都織物卸商業組合和装製品部報告)をまとめた。市場をエントリー層、ミドル層、プレミアム層と分けてそれぞれ市場を拡大できるように、それぞれのターゲットに合わせた商品開発、アプローチをこれまでの延長線上ではなく、革新的なものとして展開していくべきだという戦略的課題を提示した。また、京都表具協同組合と共同で表具事業の現状と課題について調査し、表具事業の戦略的課題を明確にした。
3 創造的都市開発事業についての調査研究については、京都市御池地下街を「公共空間」から「市民空間」へというコンセプトでまちづくりに取り組み、その事業の調査分析を担当した。その成果は、報告書『楽洛まちぶら会2008』(2009年3月)にまとめられた。

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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