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2008 年度 実績報告書

収益の認識をめぐる概念フレームワークの研究

研究課題

研究課題/領域番号 18530362
研究機関早稲田大学

研究代表者

辻山 栄子  早稲田大学, 商学学術院, 教授 (50114020)

キーワード財務会計 / 国際会計
研究概要

平成20年度は、国際会計基準審議会(lASB)および米国財務会計審議会(FASB)から平成20年10月と12月に相次いでに公表された「財務諸表の表示に関するディスカッション・ペーパー」ならびに「収益認識に関するディスカッション・ペーパー」について詳細な分析を行い、その知見を冊子にまとめた。また関連論文を公表した。
さらに、日本をはじめ米国において会計基準をめぐり平成20年度に新たに発生した新しい動きである、国際財務報告基準(lFRS)の国内基準化(アドプション)について、論文を執筆するとともに、米国に直接赴き、以下の実態調査を行った。
(1)3月16日、Massachusetts lnstitute of Technologyを訪問し、同大学のRoss Watts教授と以下の2つのテーマにつき2時間半の討議。Watts教授からは、本科研費研究テーマである「収益認識」の基本思考(下記の(2))について、辻山の用意したPPTと報告から有益な示唆を得たとの評価を得た。
(1)USにおけるlFRSアドプションに関する現状と将来見通し
(2)2008年12月にlASB/FASBから公表された収益認識プロジェクト提案における正味のポジションに基づく収益認識モデルに関する見解
(2)3月18日、Columbia Universityを訪問し、Stephan Penman教授と以下の4つのテーマにつき2時間の討議。
(1)と(2)は上記と共通
(3)2008年10月にlASB/FASBから公表された財務諸表表示プロジェクト提案における新しい財務諸表の表示様式について(特にキャッシュ・フロー計算書の直接法強制、資産負債の区分方式、リサイクリングの可否について)
(4)lASB/FASBの現行基準における「のれんの非償却」の是非について

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] IFRS導入の制度的・理論的課題2009

    • 著者名/発表者名
      辻山栄子
    • 雑誌名

      企業会計 第61巻第3号

      ページ: 18-28

  • [雑誌論文] 国際会計基準と時価会計2008

    • 著者名/発表者名
      辻山栄子
    • 雑誌名

      早稲田大学ビジネススクール・レビュー 第8巻

      ページ: 85-93

  • [図書] IFRSディスカッション・ペーパー『財務諸表の表示』および『収益の認識』の解説2009

    • 著者名/発表者名
      辻山栄子
    • 総ページ数
      40
    • 出版者
      日本証券アナリスト協会

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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