研究課題
基盤研究(C)
本研究は、今日の日本の年金制度を分析してその問題点を明らかにし、持続可能な制度のための実効的な諸条件と規範的原理とを提示した。また、高齢者の間での高い所得不平等が、現役時代のキャリア格差の増幅効果ではなく、退職後は年功序列型賃金構造から離脱するためであることを明らかにした。さらに、現代リベラリズムの平等主義理論に代わる新しい分配公正理論の試みを提示した。それらを踏まえて、現代社会学の危機の構造を克服するものとして、共同性と公共性の理念に導かれた公共社会学の構想を提示した。
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理論と方法 Vol.24, No.1
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