研究課題
2007年3月までに、本科研費での研究に携わっていたAIUの教職員8人のうちの7人がAIUを辞め、そのうち一名だけが(現在は筑波大学)継続して研究を進めています。AIUに残った一名は産休に入りました。さらに2007年の年度末までにAIU以外のメンバー6名のうちの2名が新しい大学に移りました。これにより初めに予定していた地元住民への協力呼びかけやインタビューが大幅に遅れるまたは実行不可能になるという事態を招きました。しかし4分野において50件ほどのインタビューを行い、またそれに基づいて予備分析も行いました。しかしドキュメンタリービデオについては、専門的知識のあるメンバーがもはや確保できないという事情で取り止めました。小規模学会については2008年3月22日および23日に東京で行い(マルコムクーパーを除く全メンバー、およびアドバイザーの一人であるオハイオ州フィンドレイ大学の川村弘明助教授が出席)、この学会のなかで現在の事情が初期の事情とではかなり違うという事態に対応して、本研究の計画も変えざるを得ないという結論に達しました。この決定は他の3名のアドバイザーにも報告し承認されました。このような状況下にありながら、本研究は的確に行われてきたと考えています。2008年度については、国際系大学での生徒を対象にした基礎インタビューを継続し、また160名程度の生徒を対象にIDI(Intercultural Development Inventory)を実施する予定です。
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