研究課題
基盤研究(C)
研究組織全体として、中河が客員教授を務める京都大学大学院文学研究科社会学研究室との共催で、同大学において、研究課題の探究に資する研究を行なっている報告者を招き、以下のように2回の研究会を企画・開催した。(1)平成18年7月1日開催、「<差別論>を考える」(報告者=佐藤裕富山大学助教授、討論者=天田城介立命館大学助教授、倉本智明(障害学研究者))、(2)平成19年1月14日開催、「ドラッグ研究とディスコース分析」(報告者=佐藤哲彦熊本大学助教授、討論者=栗岡幹英奈良女子大学教授、吉田竜司龍谷大学助教授)中河は、研究課題への理論的アプローチを明確化に役立つ共編著を刊行するとともに、スティグマ現象の文献研究を進め、富山市の障害者の自立生活支援NPOでのフィールド調査を本格化させた。田間は、母性および不妊のスティグマをめぐる文献収集と理論的検討を進めるとともに、戦後の家族計画運動についての、聞き取りを主要手段とする年来の調査の成果をまとめた単著を公刊した。宮脇は、17年度刊行の単著で取り上げた女子割礼現象をより一般的な枠組みから考察すべく文献研究を進め、それを論考として公刊するとともに、エチオピアの少数民族ホールの現地調査を行った。工藤は、不登校行政・ひきこもりの医療化についての年来のフィールド調査・文献資料収集を続行するとともに、医療化論についての共著において、不登校の医療化についての論考を公刊した。
すべて 2007 2006
すべて 雑誌論文 (4件) 図書 (1件)
ジェンダー人類学を読む(宇田川妙子, 中谷文美編)(世界思想社)
ページ: 260-288
新版 構築主義の社会学(平英美, 中河伸俊編)(世界思想社)
ページ: 285-328
Ivo Strecker and Jean Lydall(eds), "The Perils of Face : Essays on cultural contact, respect and self-esteeem in southern Ethiopia", Mainzer Beitrage zur Afrika-Forschung 10
ページ: 185-206
医療化のポリティスク(森田洋司, 進藤雄三編)(学文社)
ページ: 165-179