研究課題
基盤研究(C)
日本における生活研究は1910年代頃から始まり、1940年代以降、生活構造論として研究を蓄積してきた。本研究では、第1に、生活構造論の系譜を整理する4つの基準軸-研究対象となった社会層、生活問題の認識、地域社会の位置づけ、生活構造の媒介機能についての認識-を提案した。第2に、問題点として、媒介機能の内容および地域社会への視点の薄さを指摘した。第3に、生活問題、労働、社会問題への企業家の対応の例として、大原孫三郎、大原總一郎の経営理念・社会思想を取り上げ、生活構造論の視野の拡大を図った。
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福岡県立大学生涯福祉研究センター研究報告叢書 35巻
ページ: 5-141
ページ: 143-196
石井十次史料館研究紀要 第7号
ページ: 110-139