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2008 年度 実績報告書

相関のある社会学データの計量分析モデルとその応用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18530395
研究機関北星学園大学

研究代表者

中田 知生  北星学園大学, 社会福祉学部, 准教授 (10265051)

キーワード社会学 / 多変量解析 / 線形混合モデル / パネルデータ / tobitモデル
研究概要

本年度の活動の概要としては、まず、数理社会学会機関誌『理論と方法』へ、本課題に関する特集を組み、研究代表者の中田の他、連携研究者である高田と村上が論文を掲載した。中田は、パネルデータを二次使用し、線形混合モデルを利用した潜在成長曲線モデルにより主観的健康感と退職との関係を明らかにした。高田は、tobitモデルを応用することによりミッシィングデータのバイアスを勘案した形で社会階層などの個人の属性と投票行動との因果関係を検証した。最後に、村上は、家計に関するパネルデータに対して、離散時間ロジットモデルによって個人の資産や社会階層と住宅取得の関係を明らかにした。
この雑誌への論文掲載のために、それほど研究会を開催することができなかったが、行った研究会においては、パネルデータを用いたプールドされたデータを用いた混合モデルと固定モデルに関する議論、また、それらを統計パッケージであるstataでどのように分析するかに関する議論が行われた。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 高齢期における主観的健康悪化と退職の過程-潜在成長曲線モデルを用いて-2008

    • 著者名/発表者名
      中田 知生
    • 雑誌名

      理論と方法 23(1)

      ページ: 57-72

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 現代日本における投票態度の規定因-TobitモデルのHeckman推定法による分析-2008

    • 著者名/発表者名
      高田 洋
    • 雑誌名

      理論と方法 23(1)

      ページ: 19-37

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 住宅取得のタイミングと職業・家族の役割-離散時間ロジットモデルによる分析-2008

    • 著者名/発表者名
      村上 あかね
    • 雑誌名

      理論と方法 23(1)

      ページ: 39-55

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 計量社会学分析の新標準 : -相関のあるデータを分析する-2008

    • 著者名/発表者名
      中田知生, 高田洋
    • 雑誌名

      理論と方法 23(1)

      ページ: 15-17

  • [学会発表] 高齢者の退職のタイミングとその要因-離散時間イベントヒストリー分析を用いて-2008

    • 著者名/発表者名
      中田 知生
    • 学会等名
      第50回日本老年社会科学会大会
    • 発表場所
      大阪府立大学
    • 年月日
      2008-06-29

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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