「戦後」の「記憶」を問い直す-アジア・ポストコロニアリズム・ジェンダー

2008 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 18530413
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 社会学
• 研究機関: 恵泉女学園大学
• 研究代表者: 李 省展 恵泉女学園大学, 人文学部, 教授 (10279664)
• 連携研究者: 内海 愛子 大阪経済法科大学, 客員教授 (70203560) ; 上村 英明 恵泉女学園大学, 人間社会学部, 教授 (90350511) ; 駒込 武 京都大学, 教育学研究科, 准教授 (80221977) ; 篠崎 美生子 恵泉女学園大学, 人文学部, 准教授 (40386793) ; 内藤 寿子 湘北短期大学, 非常勤講師 (90367003) ; 李 泳釆 恵泉女学園大学, 人間社会学部, 専任講師 (30460108) ; 齊藤 小百合 恵泉女学園大学, 人間社会学部, 教授 (50308293)
• 研究協力者: 姜 信子 , 作家
• 研究期間 (年度): 2006 – 2008
• キーワード: 文化 / 社会意識 / ナショナリズム / アジア / ポストコロニアリズム / ジェンダー / 「在日」

研究概要

本研究は、人々の日常にどのような形で「戦争」と「戦後」の「記憶」が根づき、継承されつつあるかを、アカデミズムや国民国家の枠を越えて採集、編集、分析し、偏狭なナショナリズム解消のために活かそうとしたもの。その成果は、各メンバーによって書籍・論文・口頭発表の形で公表されたほか、HP(http://www.postwar-memories.org/)でも公開されつつある。

研究成果

• [雑誌論文] 立憲主義の邂逅と、その不在 (2008)
  • 著者名/発表者名: 齊藤小百合
  • 雑誌名: キリスト教史学 62集 ページ: 3-14
• [雑誌論文] シナリオライター・和田夏十という存在 (2008)
  • 著者名/発表者名: 内藤寿子
  • 雑誌名: 国文学 53巻17号 ページ: 60-67
• [学会発表] Empire, Modernity and Mission Schools:The Case of Sungsil School and College in Pyonyang , Korea (2007)
  • 著者名/発表者名: 李省展
  • 学会等名: North East Asia Council of Studies of History of Christianity
  • 発表場所: Theology Hall, Yonsei University, Seoul, Korea
  • 年月日: 2007-08-21
• [学会発表] 冷戦終結以降の北朝鮮の対日外交の展開と変容 (2007)
  • 著者名/発表者名: 李泳采
  • 学会等名: (朝鮮半島における秩序変革に関する日中セミナー)慶應義塾大学東アジア研究所「朝鮮半島における秩序変革」プロジェクト
  • 発表場所: 中国延辺大学
  • 年月日: 2007-08-20
• [図書] 北朝鮮と人間の安全保障 (2009)
  • 著者名/発表者名: 小此木政夫・磯崎敦仁編
  • 総ページ数: 292
  • 出版者: 慶応大学出版会
• [図書] 表象の現代 (2008)
  • 著者名/発表者名: 関礼子・原仁司編
  • 総ページ数: 301
  • 出版者: 翰林書房
• [図書] キムはなぜ裁かれたのか (2008)
  • 著者名/発表者名: 内海愛子
  • 総ページ数: 382
  • 出版者: 朝日新聞出版
• [図書] アイヌ民族一問一答 (2008)
  • 著者名/発表者名: 上村英明
  • 総ページ数: 134
  • 出版者: 解放出版社
• [図書] 帝国と学校 (2007)
  • 著者名/発表者名: 駒込武・橋本伸也編
  • 総ページ数: 380
  • 出版者: 昭和堂
• [図書] うたのおくりもの (2007)
  • 著者名/発表者名: 姜信子
  • 総ページ数: 224
  • 出版者: 朝日新聞社
• [図書] ちょっとヤバイんじゃない?ナショナリズム (2006)
  • 著者名/発表者名: 高橋哲哉・村井吉敬・姜尚中・辛淑玉・内海愛子・李省展
  • 総ページ数: 237
  • 出版者: 解放出版社
• [備考] 研究会HPを公開
  • URL: http://www.postwar-memories.org/