研究課題/領域番号 |
18530421
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研究機関 | 龍谷大学 |
研究代表者 |
李 洙任 龍谷大学, 経営学部, 教授 (40288634)
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研究分担者 |
中村 尚司 龍谷大学, 人間・科学・宗教総合研究センター, 研究員 (50172424)
田中 宏 龍谷大学, 経済学部, 教授 (20086218)
木村 健二 下関市立大学, 経済学部, 教授 (60225034)
朴 一 大阪市立大学, 経済学研究科, 教授 (70208734)
WILLIS David Blake 相愛大学, 人文学部, 教授 (60188696)
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キーワード | エスニックビジネス / マイノリティ / 在日コリアン / 民族 / グローバリゼーション |
研究概要 |
平成20年度において、研究者間で以下の二回の研究会を開催した。 1. 第一回研究会 2008年7月12日 (1)朝鮮総聯西陣支部会館に於いて、朝鮮総聯、民団、社会科学者協会ら各関係者と共に研究発表および意見交換を行った。議論のテーマは『在日韓国・朝鮮人の経済活動〜西陣織と在日朝鮮人との関り』である。西陣織問屋、李玄達氏らより在日朝鮮人と日本の伝統産業・西陣織との関わりについて、その歴史的背景と日本の伝統文化を支えた在日朝鮮人の功績をお話し頂き、有意義な議論が行われた。 (2)Dr. Pyong Gap Min氏(アメリカ・ニューヨーク市立大学)を招聘し、『KOREAN AMERI CANS: HISTORICAL AND CONTEMPORARY TRENDS』というテーマの下で講演を行って頂いた。在米コリアンによる米国での経済活動を紹介。在日朝鮮人と在米コリアンについての比較、更に各々の経済活動の状況、取り巻く環境について活発な意見交換が行われた。 (3)丹波マンガン記念館(京都市西京区)訪問 2008年7月13日 李龍植館長より朝鮮人労働者が従事したマンガン鉱山について説明を受け、鉱山内を見学。 2. 第二回研究会 2008年12月6日〜8日 (1)韓国・ソウル大学に於いて、当大学日本研究所と共同でワークショップを開催。主要テーマは『在日韓国・朝鮮人の生き残りをかけての経済活動』である。以下のテーマによる報告が行われ、各コメンテーターらと学術交流を図ることができた。 日本研究所(韓栄恵研究部長、権Sug-In人類学科副教授)李研究からは以下を報告した。木村健二『在日朝鮮人古物商の形成と展開』、中村尚司『朝鮮人軍人の戦後の暮らし』、田中宏『日本の「公職」と在日コリアン』、朴一『孫正義の企業家精神とエスニック・アイデンティティ』 (2)今後3年に及ぶ研究を、成果として本に纏めるため議論を行った。
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