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2008 年度 実績報告書

社会関係資本としての社会ネットワークの構造的影響のメカニズム

研究課題

研究課題/領域番号 18530424
研究機関甲南大学

研究代表者

平松 闊  甲南大学, 文学部, 教授 (30030042)

キーワード友人ネットワーク / 社会関係資本 / アフィニティ・ネットワーク / ダイナミック過程 / 数理モデル
研究概要

1)社会ネットワークのdynamic processに関するモデルの彫琢、とくに友人形成にかかわる情報の不確実性を考慮したモデル開発を継続して行った。2009年3月発行の『甲南大学紀要』社会科学編に掲載される「友人ネットワークダイナミック分析」はこうしたモデル開発のこれまでの成果を表現している。
2)パーソナル・ネットワーク(P.N)とアフィリエーション・ネットワーク(A.N)のソーシャル・キャピタルとしての「地域への関心・関与」に与える影響を測定するネットワーク調査を実施し、1つは「アジア太平洋社会学学会(APSA)で、“Social Network Formation among young people in Japan"として学会発表し、「若者層のネットワーク形成とコミュニティ」と題した論文を(科学研究費調査論文集、1-15,2008年)として上梓した。
3)もう1つは、「縦断的なホール・ネットワークデータ」の継続的収集である。以前に収集した縦断的データ(日本とオランダ)の詳細な比較分析を行った。これにはホールネットワークに関するモデル開発のための「パラメータ推定」が重要であり、このことを強く意識した調査になった。本年は日本、オランダ、フランスの3国のうち、日本での調査を実施した。後者2国での調査は来年度実施する予定になっており、そのための手続きは完了している。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 友人ネットワークのダイナミック分析2009

    • 著者名/発表者名
      平松闊
    • 雑誌名

      甲南大学研究紀要文学編社会科学特集 151

      ページ: 1, 25

  • [雑誌論文] 若者層の社会ネットワーク形成とコミュニティ2008

    • 著者名/発表者名
      平松闊
    • 雑誌名

      東灘における若年層の地域生活調査報告書

      ページ: 101, 116

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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