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2007 年度 実績報告書

情報弱者参画型支援モデルの調査研究-地域支援力をICTユニバーサル社会に活かす-

研究課題

研究課題/領域番号 18530432
研究機関富山大学

研究代表者

小松 裕子  富山大学, 芸術文化学部, 准教授 (30212468)

キーワード社会福祉関係 / 情報弱者 / 情報化支援 / 地域支援力 / ボランティア
研究概要

本研究の目的は、急激に発展するユビキタスネットワーク社会において、高齢者や障害者を含めたユニバーサルな情報化社会を実現するための社会的な援助をシスティマティックに確立することである。平成18年度(昨年度)は、支援モデルづくりの基礎調査として、国の施策と地域の実情の比較検討のための資料収集と支援講座の試行に主眼を置いて研究を行った。
本(19)年度は、18年度調査を整理し(紀要にて発表)、具体的な支援活動のフィールド調査を主体に、聞き取りと実支援での観察、ボランティア養成のための支援講座の企画・実施・改定を行った。特に本年度は、支援活動をする側(支援者)の活動動機、活動状況や当事者の意識、抱えている問題についての当事者のインタビューを中心に情報を集めた。また、聴覚障害者におけるITを利活用した支援活動のありかたについても調査を広げた。他方、昨年度から5回に渡り試行的に実施してきた支援者養成講座の内容を整理し、1冊のITサポータ養成講座のテキスト(ワークブック)としてまとめあげた。また、この講座はボランティア団体と企業および行政が連携実施する方法を探るものでもあった。結果、都心におけるIT支援活動と比較して、地域都市住民の支援に対する意識の低さがあるなど、地域支援に関しては、引き続き調査研究が必要である。
来年度は本研究の最終年度であることから、これまで調査し実施してきた情報を分析するとともに、追加調査と支援モデル化の試行を進め、支援者・被支援者双方が参画する情報化支援、特に地域における情報化支援のあり方を提案していきたいと考えている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 高齢者・障害者へのIT支援の現状と課題2007

    • 著者名/発表者名
      小松 裕子
    • 雑誌名

      富山大学芸術文化学部紀要 第2巻

      ページ: 76-84

    • 査読あり
  • [図書] ITサポータ養成講座2008

    • 著者名/発表者名
      小松 裕子
    • 総ページ数
      50
    • 出版者
      自費出版(コードなし)

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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