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2006 年度 実績報告書

女性ソーシャルワーカーのキャリアとライフコースに関する調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 18530436
研究種目

基盤研究(C)

研究機関埼玉県立大学

研究代表者

鈴木 眞理子  埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (90279638)

研究分担者 保正 友子  立正大学, 社会福祉学部, 助教授 (80299859)
キーワード社会福祉関係 / キャリア発達 / 女性ソーシャルワーカー / ライフコース / ライフヒストリー
研究概要

1研究実績
(1)ライフヒストリーの事例収集
計15人の現職種と年代(全員社会福祉士)、東北、九州、中国、東海、関東地方30代女性3人(病院医療相談室SW、市児童相談所児童福祉司、居宅介護支援事業所ケアマネ、)40代女性4人(精神障害者通所授産施設SW、包括支援センターケアマネ2人,事業団ケアマネ)、50代女性3人(介護関連NPO理事長、包括支援センターケアマネ、特別養護老人ホーム施設長)
(2)最終学校と教育暦の比較
専修学校3人、福祉系短大1人、福祉系4大9人(卒業時に社会福祉士受験資格取得4人)文科系4大2人
(3)親・家庭背景との関係
親世代の教育は義務教育家か職業高校卒がほとんど。したがってブルーカラーや自営業が多く、大学卒で事務職は2例のみ。ただ、例外もあるがほとんどはとも働きで、勤勉で倹約し家を持ち、師弟の教育に投資するなど堅実な生活ぶりが共通する。また子どもに障害者や高齢者など弱い立場の人を支援する社会福祉を仕事として選ばせる価値観が親の暮らしぶりにも伺える。地域や親族の人と助け合う姿勢、善悪へのけじめ、弱いものいじめをしないなどの義侠心が、特に娘に強く受け継がれている。
2.考察
(1)女性は自立できる一生の仕事として福祉分野を進学・就職の際に選択している。
(2)男性は人間や社会に関わる援助職として福祉系大学と就職先を選択している。
(3)男女間わず、両親の生活態度、価値観、正義感などがキャリア選択に大きく影響する。
3.今後研究の展開
次年度の継続研究により事例数を積み重ね、アンケート調査による数量的調査も行い、世代コーホートと関連づけ、結論を導きたい。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 女性ソーシャルワーカーのキャリア発達とライフコース2007

    • 著者名/発表者名
      鈴木 眞理子
    • 雑誌名

      埼玉県立大学紀要 第8巻

      ページ: 51-61

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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