| 研究課題/領域番号 |
18530465
|
|---|
| 研究機関 | 京都文教大学 |
|---|
研究代表者 |
吉村 夕里 京都文教大学, 臨床心理学部, 准教授 (50388211)
|
|---|
| 研究分担者 |
所 めぐみ 佛教大学, 社会福祉学部, 講師 (00411281)
|
|---|
| キーワード | ヒューマンサービス / 援助専門職 / 共通基盤 / 現任者訓練 / 利用者参画 / ナレッジデザイン / 学習環境 / 利用者-専門職関係 |
|---|
| 研究概要 |
本研究の目的は、「ヒューマンサービスに従事する援助専門職を対象とした実用性、汎用性の高いティーチィング・メソッドの開発」「現任者教育演習に活用できる教材の開発」である。今年度は昨年度に引き続いて、「User-Involvementの教育観点を重視した研究と研究体制の確立」「援助専門職の学習環境デザインの点検」「援助専門職教育における福祉・医療サービス利用者の役割と権利の検討」をめざした以下の作業を遂行した。具体的な中身としては、(1)福祉・医療サービスの利用者と提供者、学生、住民など、インターエージェンシー、インタープロフェッショナルなメンバーによって構成されたプロジェクト方式の研究体制の確立と例会の実施。(2)サービス利用者と提供者間の葛藤場面に関わるスクリプトの収集と収集したスクリプトを対象とした会話分析やスクリプト分析の実施。(3)福祉・医療サービスの利用者が参画した映像教材の開発(精神医療ユーザーや車イス使用者が参画)。(4)映像教材の開発過程におけるプロジェクトメンバー間の相互作用分析。(5)利用者が参画した映像教材を使用して、利用者自身が参加する援助専門職養成教育を実施。(6)イギリスにおけるUser-Invo lvementの教育の実態調査と視察。(7)関係者を招いた研修会「援助専門職の学習環境のデザイン:社会福祉教育への利用者の参画とコミュイティ形成」の実施などである。また、以上の成果は学会発表や科研費報告書「ヒューマンサービスを共通基盤とする援助専門職等の現任者訓練に関わる研究」の公刊を通して公表した。
|
