研究課題/領域番号 |
18530478
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
中田 暁 千葉大学, 総合安全衛生管理機構, 講師 (40376364)
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研究分担者 |
長尾 啓一 千葉大学, 総合安全衛生管理機構, 教授 (00111427)
保坂 亨 千葉大学, 教育学部, 教授 (30173579)
岡村 達也 文教大学, 人間学部, 教授 (10177082)
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キーワード | 精神疾患 / 休職 / 職場復帰 / アンケート / 産業保健推進センター |
研究概要 |
本研究は千葉県内の企業(約200社)にアンケートを発送し、精神疾患による休職について調査を行うことを目的としている。研究を開始するにあたり情報収集の目的で研究代表者は平成18年4月、仙台にて開催された日本産業衛生学会に出席し、同様の研究を発表していた大阪産業保健推進センターの研究者と討議した。その結果、アンケートの送付元を大学のみとするよりは、千葉産業保健推進センターとの共同とした方がアンケート回収率が高まることが判明した。研究代表者は千葉産業保健推進センターの基幹相談員も兼務しており、千葉産業保健推進センター所長とも相談し、連名にてアンケートを発送することになった。 次にアンケート項目の検討に入った。精神疾患の専門家ではない各企業の人事・労務担当者宛にアンケートを発送するため、できるだけ平易な言葉でわかりやすい質問を行うよう心がけた。アンケートの前半部分は各企業の精神疾患による休職状況を、後半部分は復職規定、就業規則について質問を行った。 平成19年2月、アンケートを発送・回収。215社へ発送し79社からアンケートを回収(回収率36.7%)、現在、回収結果の解析を開始したところである。従業員数50名以下の小規模事業場から1000名以上の大規模事業場まで多くの事業場から回答を得られた。詳細な分析は今後の課題であるが、どの事業場においてもメンタルヘルスに対する関心は高く、多くの企業が本研究の成果を知りたがっている状況である。したがって、アンケート結果の概要は研究協力してくれた企業にフィードバックする予定である。
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