研究概要 |
初年度(平成18年度)は、文系および理系の大学研究者(30歳代)を中心対象としてインタビューを実施した。これにより、合計22名分のデータを蓄積することができ、ほぼ実施計画どおりに進捗している。なお、インタビュー協力者の内訳は、文系17名(男性8名、女性7名、進路変更者男女各1名)、理系5名(すべて男性)である。 現在、これらの蓄積データ(インタビュー内容)を文書化する作業および、それに基づく解析の準備を進めている。 また、本テーマに密接に関連する内容で、以下に挙げるとおり学会での個人研究発表とワークショップでの発表を行った。 (1)山浦一保 2006 社会人のアカデミック・キャリア発達に関する研究-社会人が大学院進学を決めるとき-日本社会心理学会第47回大会,pp.484-489.[東北大学,2006年9月18日] (2)山浦一保 2006 大学院生の実態を統計データと面接調査から探る (3)坂田桐子 2006 女性の若手研究者のキャリア形成-研究の紹介と若干の私見- 以上、日本心理学会第70回大会ワークショップ(WS073)「若手研究者のキャリア発達とその課題」企画者・司会者:田中堅一郎、話題提供者:山浦一保・坂田桐子・平野光俊、指定討論者:外島裕[九州大学,2006年11月4日] (4)山浦一保 2006 大学生のかかわりのあり方は職業人生の始まりに何をもたらすか?-日常の対人関係で学びとることによる就職活動の効果-日本心理学会第70回大会ワークショップ(WS058)「青少年のキャリア意識形成と自己意識の発達促進に関する基礎研究」企画者・司会者:岡田努、話題提供者:榎本博明・岡田努・下村英雄・山浦一保[九州大学,2006年11月4日]
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